スムースフォックステリアがかかりやすい代表的な病気は皮膚疾患、二重睫毛、白内障、聴覚障害、膝蓋骨脱臼などです。寿命は平均10〜13歳程度。
スムースフォックステリアはごく稀に毛色が真っ白で、目の青い子犬が生まれることがあります。
その場合、聴覚や視覚に先天性の異常がある確立が高いため、十分注意が必要です。
スムースフォックステリアは特に関節疾患にかかりやすいようですので、注意しましょう。
その中でも特に気を付けたいのは膝蓋骨脱臼です。膝蓋骨とは「膝のお皿」のことです。
この骨は、膝を伸ばしたり縮ませたりする際、靭帯をずらすことなく関節がスムーズに動くようにしています。
これが脱臼してしまうと、靭帯がうまく機能しなくなってしまいますので、足をつくことができなくなるのです。
この病気はすべての犬種で起こる可能性がありますが、一般的には、トイプードル、マルチーズ、チワワ、ヨークシャーテリアなど、トイ種の小型犬がなりやすい病気であるといわれており、スムースフォックステリアもこの病気になりやすい犬種のひとつです。
遺伝的に関節付近の骨や靭帯の構造に異常があった場合、その関節に負荷がかかった際に簡単に脱臼してしまいます。
また、遺伝的な問題がなくても、成長過程で二次的にこの病気になってしまうことがあります。成長ホルモンや骨を形成するホルモンに分泌障害がある、普段食べている餌の成分から骨が栄養障害を起こしていたりすると、この病気になることがあるのです。
また、その他にも交通事故にあったり、高いところや階段から落ちたりしたとき、骨や関節に強い衝撃を受けたことから脱臼してしまうこともあります。
肥満で脚に体重がかかっている、ジャンプや高いところへの上り下りをよくしている、フローリングで滑って転倒するといったことから、日常的に足に負担がかかっていると徐々に脱臼しやすい骨格になってしまうこともあります。そのため、普段から足に負担がかからないよう気を付けてあげなくてはいけません。
また、この犬種は皮膚疾患にもかかりやすいので、アレルギー性皮膚炎に注意する必要があります。
散歩に出かけた際、草むらなどに入ってしまうとノミ・マダニの被害にあう可能性がありますので、薬で予防することが大事です。
ノミの被害の中ではノミアレルギー皮膚炎が一般的です。ノミによる吸血が繰り返し行われると、犬がアレルギー状態となってしまい、皮膚炎を起こすことがあります。
一度アレルギーにかかってしまうと、激しいかゆみや湿疹、脱毛といった症状があらわれます。また、人間がノミに刺されて、同様の激しいかゆみが起こり、水ぶくれのようになってしまうことがありますので、ノミ寄生は動物だけの問題ではありません。
一方、マダニの被害はもっと恐ろしく、ひどい場合には生命まで脅かします。マダニの口は皮膚を突き刺すのに適した形をしており、一度取りつかれてしまうと取り除くのは非常に困難です。
マダニは様々な病気を媒介しますが、中でも「犬バベシア症」という病気は非常に恐ろしく、感染した犬にはまず、発熱・貧血・食欲不振といった症状があらわれます。
さらに、急性の場合は死に至ることもある病気です。少し前までは「犬バベシア症」は西日本特有の病気とされていましたが、現在は全国的に感染のリスクがあると言われています。